NUSの自動運転バスに乗る方法(2019年12月現在)

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最近何人かの人から、NUSの自動運転バス乗れる?と聞かれたのと、自分も人に勧めたりしているので、乗り方を書いておきます。

 

少し時期が変わるとすぐに運用が変更になるので、確実に乗りたい方は後で載せるアプリを確認した上で、contact usから確認してから行った方が確実かも。ただ、ガーデンバイザベイはもう自動運転車が商業運行しているので、自動運転車に乗りたいだけであれば、NUSに来る意味はないかもしれません。下がガーデンバイザベイのバスの案内。

www.gardensbythebay.com.sg

 

経路

NUSの中にあるinnovation 4.0という建物から出発して戻ってきます。

バス停の名前はAV1です。

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 innovation 4.0はここ。

 

時刻表

2019年12月時点、innovation4.0から10:20発、11:20発、14:20発、15:20発の4便あるようです。

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経路と発着時刻はNUS NextBusというアプリで確認できます。アプリを見るとあと何分後にバスが出るかが見られるので、近くにいるときは便利です。

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play.google.com

NUS NextBus

NUS NextBus

  • National University of Singapore
  • Travel
  • Free

apps.apple.com

 

ここまで書いておいて私はまだ乗ったことがないんですけどね…

MBA受験前に聞いておけばよかったこと

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先日、シンガポールMBAを受験予定の人がシンガポールを訪問するツアーがあり、NUS在校生として学校生活のプレゼン&QAに参加しました。

 

こういうプレゼン&QAを聞いて、他の在校生と意外と質問が出ないよね、という話になり、そういえば自分もMBAに入る前は何を質問するといいのかが全然わからなかったな、ということを思い出したので、どんなことを聞いておけばよかったと(今)思うかを書きます。

 

学校生活

専攻
  • 専攻がどれくらい強いのか

伝統的に特定分野に強い学校は別として、そうでない学校の専攻はそれほど意味がないときもある(NUSの場合は専攻は特別強い意味はない)。その場合、専攻で選ぶことにはあまり意味はないかも。専攻の情報自体は学校のWebサイトで見られます。

 

授業、先生
  • その学校で有名な授業、先生
  • 自分が取りたい分野の授業、先生

大学によっては有名人気授業があり、毎年開講されるので、何が有名な授業かを聞いてみるといいと思います。今のNUSだと、OperationsとかAsian Business Environmentとかがそれに当たるかも。ただ、有名授業であっても、授業も先生も1年単位で変わるため、1年先輩の人に聞いてもその次の年、同じ授業と先生かは保証されません。運がよければ、次の年もその授業と先生に当たるかもくらいに考えておいた方がよさそうです。

あと、意外と中の学生は知らないけど、業界では有名な先生とかもいるので、できれば自分が学びたい専門分野の人に会って話を聞くのがいいと思います。

 

プロジェクト
  • インターナショナルプロジェクトがあるかどうか
  • 地元企業メインかどうか
  • 大企業かスタートアップか

NUSでは、私のときは、

Management Practicum:主に大企業の経営課題をコンサルティングする3ヶ月のプロジェクト。マーケティング系が多かった。自分で企業と交渉してプロジェクト持ち込みも可能。

Lean Launchpad:スタートアップの経営課題をコンサルティングする3ヶ月のプロジェクト。NUS内のスタートアップ支援組織、NUS Enterpriseに所属しているスタートアップの中からプロジェクトを選ぶ。

という2つのプロジェクトがあり、どちらか1つを選ぶ形でした。

学校によってはインターナショナルプロジェクトで、アフリカに飛ぶ、みたいなケースもあるらしいです(トップスクールの場合だと思いますが)。こういうプロジェクトは年によってクライアントやプロジェクトスコープの変化が大きいので、具体的なプロジェクトを聞くよりは、上記のような軸がいいと思いました。

 

クラブ
  • どんなクラブ活動があるか
  • ネットワーキング・就活支援・イベントをどれくらいするか
  • クラブ活動の形態

クラブ活動は学校によってかなり予算や活動内容が違うようです。NUSはクラブのPresidentかVPになれば好きにイベントをホストする権利と肩書きが手に入り、活動参加者はあまりクラブとは関係ない感じですが、そうでない学校もあるみたいです。他の学校の人に聞いてみたい。 

 

就活イベント
  • MBA生向けの企業説明会がどれくらいあるか
  • どんな企業が来るか

学校によっては、学部向けとMBA向けが共通で、実質学部向けの内容だったりすることも。MBA生だけのキャリアイベントは多いに越したことはないと思います。 

 

キャリアオフィスの強さ
  • 地域や業種を変更する就職を支援してくれるか
  • CVの書き方やインタビューをどれくらい支援してくれるか 
  • どんな企業の募集がキャリアオフィス経由で来るか
  • どんな地域の募集がキャリアオフィス経由で来るか

大学に直接聞くと良いことを言うと思うので、卒業生に聞く方が本音が聞けると思います。入った後に他の大学の事情を聞くと、あまりの差に愕然とすることがあります。NUSはほぼシンガポール限定ですが、日本人を採用したいという採用はほぼ来ないため、結局他のプラットフォームを見る頻度が高いです。

 

 インターン
  • 現地/それ以外のインターンにどのようなものがあるか
  • 在校生はどのようにインターンを見つけているか
  • いつインターンをするのがいいか(セメスター中、休暇中)

キャリアオフィスからの紹介/在校生ネットワーク/自分で探すの3パターンになると思いますが、キャリアオフィスと在校生ネットワークのインターンがどういうところかを聞いておくと、イメージしやすいと思います。

 

卒業後の就職について

現地就職

こちらも在校生に聞く方がよい質問です。日本人は社費生が多めなので、私費生で現地就職したい人はどういう企業が選択肢になるのか、先に聞く方がいいと思います。また、現地就職はその国の就労ビザの状況によってかなり異なるため、別途、直近その国で就職活動をした方か住んでいる方に、就労ビザの全般的な状況を聞いておく方がよいです。

 

ネームバリュー 
  • ネームバリューがどれくらい効くのか

もし大学院で大学名の上書きを狙っている方がいれば、それができるかどうかを確認した方が良いです。大学名を重視する企業もあるようなので。これは別にダメなことでもなんでもないと思います。トップ10MBAに行かないとできないかも。

 

その他、一般的にお願いできること

  • 質問に答えられる人を紹介してもらう

聞いた人が答えられない場合も多いので、聞ける方を紹介してくださいとお願いするのは一般的には失礼ではないと思います。その人のネットワークによっては、聞ける方を紹介できないとか、紹介することに積極的でない人もいるので、うまくいかない可能性もあります。

 

他、思い出したらまた追記します。

Singapore Grand Prixを無料で見る

今週末はシンガポールグランプリ。

気づくと道路に金網が置かれていて、とてもシュールです。

ja.wikipedia.org

 

チケットを買うほど興味があるわけでもないんですが、見てみたいなと思っていたら、コンドミニアムのオーナーがMarina Squareのフードコートに行ったら見えるよ!と教えてくれました。Marina Squareはここ。

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City Hallの駅から地下街のあるCity Linkを歩いてMarina Squareに向かいます。地上はどこが歩けるのか確認できなかったので、地下と建物内を歩いていける、このルートが確実そう。人は多いですが歩けないほどではありません。警備の人がいつもよりもかなり多いです。

www.marinasquare.com.sg

 

Marina Squareの4階へ。マリーナベイサンズとサイエンスミュージアムが見えるベストポジションを確保しました。みんな窓際に椅子を持ってきて場所取りしている…。日本のイベント基準で考えると、開始30分前にふらっと行って、並ばずに場所が取れるのはすごいです。ごはんを食べながらレース開始を待ちます。

 

これはFellari ChallengeのPractice session(フリー走行)。さすがに音は聞こえませんが、涼しいところで見られるのはいいですね。

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飲み物を持って外に出てみました。同じフードコートの2階にテラスがあります。フードコートから一番近いエスカレーターを降りていきましょう。夜なので外もそれほど暑くはありません。次はF1のPractice sessionです。

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きた!

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車がさっきと違う。

 

感想が「速そう」しか出て来ず、同行者爆笑。

 

あまりにF1初心者すぎてルールがわからないため、詳しい人たちからSNSで教えてもらいながら観戦し、以下の知見を得ました。

シンガポール在住の方もそうでない方も、今週末はSingapore Grand Prixをお楽しみください。

シンガポールで部屋を探した

シンガポール2年目に入りました。

 

2年目の寮の抽選が当たらなかったため、急遽シンガポールで部屋を探すことになりました。当初、クラスメイトと2人で部屋を探していたのですが、探していく中で条件が折り合わなくなり、急遽それぞれ探すことになりました。私は運良くその後1週間で物件を探し出し、決定から1週間で契約することができました。以下に、どのように探したかを書いておきます。

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これはシンガポール有名なやつ(ここに住んではいない)
 

使ったエージェント、サービス

シンガポールお役立ちWeb

ヘヤギメ!

PropertyGuru

99co, Room Rent/Roommate in Singapore(Facebookグループ)も見たものの、問い合わせには至らずでした。 

 

シンガポールお役立ちWeb

www.singaweb.net

日本語で運営されているシンガポール在住日本人向け掲示板サイト。住まいに特化した掲示板があります。私はシンガポールで部屋探しをしたことがある日本人からこちらを勧められ、最終的に部屋を決定したのもこちらのサイト経由の物件でした。

 

良い点

  • 日本人に理解のあるオーナーが多い
  • 日本人がルームメイトにいる物件が多い
  • 学生、ワーキングホリデーなど不安定な立場でも借りやすい(物件によります)

シンガポールでは、日本人は部屋をきれいに使うという評価なので、日本人優遇とか、日本人中心にテナントを集めたいという物件があります。私が見学に行った中にも、そういったローカルオーナーの物件がありました。また、シェアルームの場合、日本人同士のほうが生活習慣が近く、ストレスを溜めにくいようには思います(人によりますが)。

 

悪い点

  • 物件の数が少ない
  • オーナー直接取引になるため、トラブル時に自分で解決しないといけない
  • 物件掲載者と連絡が取れない物件もたまにある

PropertyGuruに比べると掲載物件の数は少ないため、場所や価格にある程度妥協が必要かもしれません。また、直接契約の物件のみを取り扱うため、仲介者が誰もおらず、トラブルの際は自力で解決しなければなりません。また、問い合わせた中には連絡が取れない物件もあり、連絡が取れないものばかりに運悪くあたるとつらそうです。

 

ヘヤギメ!

apss.com.sg

2019年からシンガポールに進出した日本の不動産エージェント。フレキシブルに条件を考慮して探していただけたと思います。当初2人で探していたときに利用しました。学生2人、6ヶ月契約もしくは1年契約でサブリース可能という厳しい条件でしたが、オーナーと交渉して物件を提示していただけたのはありがたかったです。最終的にオーナーさんと契約条件が折り合わずお断りしました。

 

良い点

  • 個人でコンタクトしても仲介してくれる
  • 日本人が対応してくれるため、万が一の場合の安心感がある
  • 日本の不動産エージェントと同様の対応をしてくれる

シンガポールの物件エージェントは会社経由でないとコンタクトできない、部屋の最低価格が決まっているなど日本人の個人には利用しづらいケースがありますが、そういった制約条件はありませんでした。また、契約関連で日本とは異なる細かい点を日本語で確認できたのもありがたかったです。 

 

悪い点

  • 特になし

不動産エージェントとして見たときに、できることは最大限していただけたと思うので、特にここがだめだったという点はありません。

 

PropertyGuru

https://www.propertyguru.com.sg/

シンガポール最大手の不動産仲介サイト。オーナーとの直接取引ではなく、オーナーサイドのエージェントにコンタクトし、エージェント経由で取引を行います。

 

良い点

  • 物件数が多い
  • 頻繁に更新される

大手仲介サイトだけあり、物件数が多く、1日単位で空室が更新されます。引っ越しまでの時間に制約がない方の場合は、一定期間かけて見ていけば地域や価格でかなりの選択肢が得られるように思います。PropertyGuruで探すのでなくても、相場感をつかむためにまず1週間ほどながめてみると、基本情報が得られてその後の家探しが順調に進められると思います。

 

悪い点

  • エージェントから連絡が返ってこないときがある
  • 条件の融通がききづらい

問い合わせた際、そもそもエージェントから返事が来ないものがあったり、学生と伝えたあと、連絡が途絶えたエージェントもありました。また、2019年現在、HDBの最低賃貸期間は6ヶ月、コンドミニアムの最低賃貸期間は3ヶ月なのですが、私が問い合わせた際はオーナーが1年契約希望という物件しかなく、交渉もできませんでした。とはいえ、一般的な契約条件通りなので、この対応がスタンダードと考える方が良いのかもしれません。

 

99co

www.99.co

Room Rent/Roommate in Singapore(Facebookグループ)

www.facebook.com

 

参考程度に見たものの、問い合わせたい物件が出なかったため、今回利用はしませんでした。

 

わかったこと
  • シンガポールで個人で部屋を探すのはそれほど難しくはない。
  • 入居までの2-3週間滞在する場所を確保する方が難しい。AirBnBは2019年時点、シンガポールでは違法のため、万が一何かあっても自己責任になります。ずっとホテル滞在もそれはそれで大変。私は友達のコンドが1部屋余っており、そちらにお世話になりました(Tさんありがとう)

 

参考

HDBの最低賃貸期間

https://www.hdb.gov.sg/cs/infoweb/residential/renting-a-flat/renting-from-the-open-market/regulations-for-renting-out-your-flat

コンドミニアムの最低賃貸期間

https://www.ura.gov.sg/Corporate/Property/Residential/Renting-Property

Japan Tripの企画から運営まで

5月に日本人学生主導でJapan Trip(正式名称はGIP(Global Immersion Program))を実施しました。

 

学校公式のメディアから記事を頼まれて書いたんですが、最終的にリライトすることになり、元の記事は掲載になりませんでした。こちらに振り返り兼まとめとして、元々書いた記事を掲載しておきます。違いも含めてお楽しみください。

メディア掲載の記事はこちら

 

GIPは大変だったけど楽しかった。

協力いただいた全てのみなさまに感謝いたします。 

 

How It Started

Our planning started in early December 2018. Throughout the school life, we felt that interest in Japan among our cohorts was generally high. We wanted to welcome our classmates in Japan. So, some of Japanese classmates gathered at MBA lounge and initiated an action to plan for Japan Trip. This was the start of our Japan Trip Project.

 

Why We Became Organizers

Although many people are quite familiar to Japan culture in Singapore, some of the locations, services, etc. are extremely difficult to access for non-Japanese speakers. We wanted our classmates to experience real Japan which they can never experience without us. Several Japanese students gathered and created a draft proposal and set the first meeting with Graduate Students Office (GSO). Sho took an initiative and volunteered to be the leader of this project, with a will to contribute to cohorts.

 

Preparation Started

Our negotiation with GSO started before it was revealed that the next GIP would be the first student initiative At first, MBA office seemed to be sceptical about our proposal. However, in the third meeting, Zahira from MBA office told us that GSO is going to open the next GIP initiative to students! This was a great surprise for us. Zahira was consistently very supportive to us since then, and she shared her knowledge from past GIPs and advised us a lot during the preparation and tour. We created a funny and appearing movie to get enough buy-in from our classmates, to make our plan come true. And the plan made it.

 

We started to make appointments to companies, leveraging our connections. We faced the first key challenge here. Some of the companies did not allow our visit because of confidentiality, capacity, time constraint etc. One of candidate companies declined our visit in the last minute, making us feel difficulty of what we did. We felt sorry after the rejection, but we understood the company’s situation too, and even enjoyed the challenge and came up with a new plan to fill the time. It was tough but we kept negotiations and finally achieved well balanced and attractive portfolio of company visits, from JPX, the 3rd largest stock exchange in the world, to Plug and Play Japan, an active VC and accelerator. Also very luckily, we could make an appointment with Tessei, a famous bullet train cleaning company, about which we had learned in our core Operations class! Ryuji was from JR East, the parent company of Tessei, and contributed a lot to realize this visit. One of our classmates, Soichiro also led to prepare accommodation and transportation. Daisuke also decided to join the first half of the trip to contribute classmates, helping us a lot to lead all participants.

 

Whereas we were making appointments to companies, we also held a student meeting three times. These meetings aimed to involve all of Japan GIP participants in a process of designing the trip so that all of us could be responsible for the GIP. During these meetings, we discussed GIP plans such as company visits and cultural immersive experiences. In addition to this, we also appointed 2-3 students to every company to research it and to let other students understand it. Owing to the everyone’s effort, we were very-well prepared for each company visit and there were lots of questions and suggestions during each company visit. These active discussions helped those companies come up with innovative strategy and solution.

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We also organized pre-event - Japan Day - in order to inform classmates Japan culture, cooperating with Matt and Elaine from Culture & Language club. In the event, Hiro taught simple language such as Arigato (Thank you)Also, Daisuke, a Karate master jumped in the event with his super cool Karate demonstration! We believe that this event was enough exciting to spark even more interest in Japan.

 

And GIP Started

In the midnight of 4th May, the trip started. We took the very first group photo according to MBA tradition-but disrupting the tradition by not wearing the same MBA T-shirts- in Changi Airport to kickstart our journey to Tokyo, Osaka and Kyoto. In the course of the journey, we kept communicating with participants, and some of what they said were very impressive for us. We would like to highlight those scenes with the name of participants from here.

Another key challenge came out after we started company visit. We were concerned about manner when visiting a very rigid Japanese company where we were going to meet the C-levels. We communicated literary everything, such as waring as formal as possible, be strictly on time, not bring your own drinks and don’t text during the session. At first we were hesitant to communicate like this, because we were afraid to be taken as overspecifying. However, Fiona made us recognise that those are differences in cultural context and we need to express them to communicate. We really appreciate participants understand and accept those differences.

 

Company Visit Highlights

We would like to highlight some of our company visits.

 

Accenture Innovation Hub Tokyo

Accenture Innovation Hub Tokyo offers unique services for large corporations and startups to make innovation happen. We experienced several state-of-the-art innovative prototypes and products, such as Qoobo, a fluffy tailed cushion robot (https://qoobo.info/index-en/), and D-free, a toilet timing prediction device (https://dfree.biz/en/). Nami led the discussion with Mr. Sakaida, Senior Principal, Open Innovation Initiative and Mr. Kanda, Senior Manager, Marketing & Communications from Accenture, under the concept of "understanding future of industry in 30 mins". Each participant prepared idea on future of industry and presented it in 30 seconds (!) to trigger discussion. We covered healthcare and logistics, and discussed major changes which will happen in the next 5-10 years, such as digitalization in healthcare services and last one mile delivery. This was one of the most thrilling sessions among all company visits.

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Sushiro

Sushiro is the No.1 sushi restaurant chain in Japan. We had expected that this Japan-specific successful company would cast a new perspective of business success on the participants. We learned how Sushiro combines human expertise with IT in order to provide fresh sushi to customers. All the sushi on the conveyer are managed using electronic tag so that the restaurant can see the freshness and sales. Yet the discussion was much more exciting than we had thought. After the presentation, almost all participants raised their hand at the same time!

Also, they granted us the “free-flow sushi” at the restaurant nearby! The taste was amazing even for us and we could learn about sushi business from multiple aspects.

 

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Cultural Experiences

While actively visited companies, we also had time to immerse into Japanese culture. In Tokyo, we visited Sensoji Temple and covered ourselves with smoke to pray for healing disease and injury. Some of participants also experienced traditional tea ceremony there. Yakatabune was one of the most gorgeous experiences in the trip. We got on a traditional ship and had dinner during Tokyo Bay cruise for 2 hours. In Kyoto, Each of us enjoyed visiting beautiful temples, shrines and gardens. Some of us wore Kimono, a Japanese traditional dress, and walked through the narrow lanes surrounded by traditional wooden houses.

 

Memorable Moments

One of the most memorable moments was the morning on 10th May. On that day, we were going to meet at the hotel lobby at 6:45am to take a Shinkansen departing from Tokyo station at 7:40am. Because Shinkansen ticket system is rigidly punctual, we could not wait for late comers. Thus we were full of anxiety but had to wish no one was left behind. Before this morning, there were several late comers in all events, even for company visits. However, surprisingly, all of us were just on time and we could travel to Osaka without anyone left. This was the impressive moment for us that NUS MBA students can adopt a different custom, or culture, within such a short period. We believe that it is this flexibility that the future leaders should have to achieve business success in a diversified environment.

  

Throughout the whole trip, we tried to show Japan from various dimensions, and we hope participants saw and felt Japanese business and culture a little deeper than the knowledge they had had before the trip. Also, NUS Alumni who attended the networking session in Tokyo might have helped participants to understand how working in Japan is like by sharing the actual voice. These experiences will give participants a clearer view of how they can work with Japanese companies in their career.

 

One more most memorable moment was a dinner on Kawadoko, a terrace on the liver, in the Chinese restaurant in Kyoto. It was a very clear evening with comfortable breeze. Suddenly, Napat started calling us, to give us a surprise appreciation, which we totally hadn't expected. Accepting the appreciation gifts, we understood that the trip was very successful to all. As the last dish of the dinner, dumplings were served. Yin Yin told us that in China, dumplings are food when people separate. This coincidence also made the final moment of the trip even more impressive for us. In fact, after this trip, we're going to choose different ways and separate each other. The memory of the night will remind us that we shared the same time together.

 

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Until we got on the returning flight, we didn't finally feel relieved. After we collected the baggage at Changi Airport and took the final group photo (and, got one more surprise, a message board from participants here!), we realized that our trip ended. The whole process was hard, but worth it. 

NUSでイノベーションチャレンジを開催した(2)

今回のイノベーションチャレンジ、イベントファシリテーションに挑戦するという裏のテーマがあり、人生初のイベントファシリを英語でする、という難易度の高い状況が発生しました。

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なぜイベントファシリテーションをやりたかったのか

異なる立場のステークホルダーがアイデアを出し合って成果物を作るようなワークショップが好きなので、そのやり方を違う環境でも試してみたいと思いました。

日本では、社内の会議やワークショップのファシリテーションはよくやっていました。海外の方を交えたワークショップもやったことがあるのですが、英語の壁もありとても難しかったです。シンガポールに来て半年ほどたった今、自分自身のこれまでの経験がどれだけ役に立てるのか、また、英語の壁を乗り越えることはできるのか、もう一度チャレンジしてみたいと思いました。

 

計画  

1.5日は長いので、まずは全日程をいくつかのセッションに区切りました。全体の目標設定と同時に、各セッションごとに目的設定をして、その目的達成を後押しするようなファシリテーションを心がけました。この計画の際、本当に役にたったのが、須藤さん、原さんのこの本。Chapter1の「企画づくりのポイント」は、企画立案時からファシリテーションまで一貫して考え方の指針を与えてくれました。

アイデアソン!: アイデアを実現する最強の方法 (一般書)

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1日目:インプットセッション

この日はイノベーションチャレンジのテーマを参加者に共有し、課題の共有とゴール設定を行う日でした。この日の内容は、イノベーションチャレンジの説明、スポンサーさんの課題の説明、情報検索のワークショップでした。

情報検索のワークショップは、今回のイベントのために考えたやり方です。これは、参加者の課題意識の共有のために設定しました。今回はイノベーションチャレンジのテーマの「スマートシティ」からスタートし、「そもそもスマートシティとは何か」「どんな課題があるのか」「現在あるソリューションは何か」にフォーカスして、ネット検索して、その結果の共有を1分で行いました。時間を短く区切ったことで、一気に情報収集を行え、参加者が集中してインプットできたことがよかったと思います。

 

ちなみに、この1日目のイベント終了後、留学第1週目のMC Camp(ネゴシエーション、プレゼンなどコミュニケーションに特化した1週間のプログラム)で同じグループだったMohitが、MC Campのときと全然違う!あのときはあんなに自信なさそうだったのに、今はすごく自信を持って話せてる!と言いに来てくれ、その時点で私の中で一度イベントが終了しかけました。この時点でもう泣きそうやわーて言ってました。同級生のDouglasも同じことを言ってくれ、2日目を乗り切れる大きな自信になりました。

 

2日目:イノベーションチャレンジ

2日目はイベントの本体、アイデア出し、アイデアの絞り込みとチームごとのビジネスモデル作成です。

日本で経験したハッカソン・アイデアソンでは、ハッカソン当日にアイデア出し→参加者がアイデアへ投票してアイデアの絞り込み→チーム編成という流れのものが多かったのですが、今回、ハッカソン朝に参加者がアイデアを事前に提出→デザインシンキングとコーポレートイノベーションセミナーをやっている間にジャッジがアイデアを選定→チーム編成 という流れに変更しました。 

私は個人的に参加者に任せるスタイルも好きで、当初そちらの方式を提案したのですが、シンガポール人に聞いてみると、全員、それはうまくいかないと即答。基本、人のアイデアに投票するという考え方はない(自分が一番)だそうです。場所が違うと、前提が違うことを実感しました。そこを乗り越えるようなファシリテーションイデアも出なかったため、ジャッジに選んでもらうことにしました。

 

チーム編成に関しても同じで、シンガポールハッカソン・ビジネスコンペでは、チームを自分で編成してから参加するスタイルが基本です。ただ、そのやり方だと、自分が知っている人としか組まない。もっと、自分の知らない人とチームアップしてほしいという思いをこめて、当日チーム編成をするスタイルを採用しました。また、チーム編成の仕方に対する思いも参加者に共有しました。

 

もう少しファシリテーションを入れてもよかったと反省しているのは、チーム編成後のアイデアの展開の部分です。基本、各チームに任せ、アイデアの方向性についてジャッジがメンタリングするというやり方をとったのですが、アイデアを発展させる話し合いがうまく進まなかったと感じたチームもあったようです。話し合いのときはこういうことを大切にしてね、という原則を共有してもよかったと思いますし、メンタリング時に話し合いで困っていることはない?と入ってもよかったように思います。こうやって自分がファシリテーター側に回ると、ワークショップは本当に細かいところまで考えられて設計されていることがよくわかります。

 

とはいえ、そこはさすがに考えてまとめることができるMBA生、各チームとも最後のプレゼンテーションは素晴らしく、それぞれに可能性を感じるアイデアを見ることができました。参加者の満足度も4.6/5と高く、必ずしも、満足度は高ければ良いというわけではないけれど、参加者には良いイベントと思ってもらえたことを確信しました。スポンサー様からもよかったと言っていただき、一安心しました。

 

SNSでも紹介してもらった。

www.facebook.com

www.facebook.com

 

イベントその後:個人的によかったこと

その後、参加者に限らず、個人的に話しかけてくれる人が増えました。あのイベントはよかった、と言ってくれたり、参加できなかったけど行きたかった!と言ってもらったり、別のクラブのP/VPがそんなイベントがやってみたかった、と言ってくれたり。

 

個人的にも、1.5日を乗り切った経験は自信になりましたし、英語も上手になったような気がします。やはり伝えたいことを持つと、人は強くなるような気がします。

 

いろいろ大変でしたが、イベントの個々のセッションの意味合いを自分なりに見直し、構成し直したことで、自分の中でも理解が深まりました。まだまだ改善しないといけないところもたくさんありますが、日英混ざったファシリテーション案件がありましたら、積極的にチャレンジしていきたいので、お声がけお待ちしています!

 

NUSでイノベーションチャレンジを開催した(1)

気がついたら前の記事から3ヶ月以上経っていました。この間に学校でイノベーションチャレンジ(アイデアソン)を開催しました。落ち着いてきたので、イベントを開催するまでの経緯を振り返りたいと思います。

 

Entrepreneurship Clubに立候補する

私はMBAではアントレプレナーシップの勉強をしたいと思っていた(今も思っている)のですが、入学後、シラバスを見ると、Semester1, 2に思いのほかアントレプレナーシップの授業やイベントがなかったのです。ないなら作るかーということで、ひとまず公約を作り、Student Councilの選挙に出てみました。Student Councilという仕組みにあまりなじみがありませんが、学生クラブのリーダーが集まった組織です。このStudent Councilの中に、10個ほどのクラブがあります。

日本の大学の場合は、クラブがあり、クラブ内でリーダーを選出するという流れですが、NUSの場合は、まずクラブのリーダー(PresidentとVP)を選出し、リーダーがクラブ活動の内容を決める、という流れです。

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MBAのクラブは就職を有利にするための情報交換が目的のため、業界別になっており、Healthcare, Energy, Consultingなどがあります。Entrepreneurship Clubもその中のひとつです。私はここで2つの公約を打ち出しました。ひとつは、NASAハッカソンを開催する。もうひとつは、Japan Tripを実施する。NASAインパクトが強かったのか何が効いたのかはわかりませんが、無事にVPのポジションを手に入れました。

 

NASAとのハッカソンを断念する

もともとはNASAハッカソンをやりたかったのですが、NASAは1都市1ロケーションという制約があり、シンガポールにはすでに別の主催者がいたため、NUSでは開催できませんでした。何度か主催者にメールしたものの、3週間前に落選通知が1通来たのみ。

 そして、同級生は、はあ?ハッカソン?あのエンジニアが行くやつでしょ?という感じ。アイデアソンも全くなじみない感じ。要するに同級生はほとんどアントレプレナーシップに興味がない人ばかりだったということです(これは授業がすすんでいくうちに変わっていくのですが)。この逆風の中で、ハッカソンは無理にしても、なんとかアイデアソンができる方法はないのかを考えました。

 

なぜアイデアソンなのか

それでもなぜアイデアソンがやりたいと思ったのか、理由は2つあります。

まずひとつは、アイデアソンのスピード感が、普遍的に仕事に役立つと考えるから。それまで自分が会社で経験してきた仕事とは違うスピード感で、アイデアやプロトタイプができていくという経験に驚き、またとてもわくわくしました。MBA後に仕事をするとき、アイデアをまとめて仕事をしなければならないとき、その経験は役に立つと思いましたし、これからビジネスリーダーとなる人が知っておくべきスピード感だと思いました。

もうひとつは、先が見えない状況をマネージする力が養えると思うから。シンガポールの標準的なアイデアソンでは、チームもアイデアも事前に作る方式が一般的ですが、あえて当日アイデアもチームも決めるという方法をとりました。あまり知らない人とすぐに話せてチームワークができる力は、特にプロジェクト形式の仕事をする人にとっては重要な力だと考えます。

この2つだけではなく、新規事業に関わるたくさんのことを私はアイデアソンから学んだので、その経験を共有したいと思いました。

 

イデアソンをスポンサーしてもらう

転機になったのは、10月からイノベーションコンサルティング会社のICMGでインターンを始めたことでした。はじめは言われた仕事をやっていたんですが、何かやりたいことない?と聞かれ、ハッカソンとかアイデアソンとかやりたいんですよね、といったところ、OKが出、スポンサーも探していただけることになり、企画を始めることになります。

ICMGは日系企業向けに東南アジア地域での新規事業創出を支援している会社で、東南アジア地域の企業、アクセラレータ、VC、大学等に広くコネクションを持っています。ICMGがハッカソン企画の経験があり、当日のインプットなどができるリソースやコネクションを持っていた点も、企画を進める上では強い追い風でした。

また、ICMGのようなエコシステムビルダーと組むことで、NUS単独で企画をするよりも、将来的に他のプレイヤーと協業しやすくなる効果もあると考えました。一緒にやりましょうと言っていただいたことに大変感謝しています。

 

参加者を増やす

最初の、そして最大のハードルは、MBAの学生の、ハッカソンは自分たちには関係ない、アイデアソンもなんだかよくわからない、という無関心の壁を突破すること。これは名前が全てなので、シンガポール中のイベントをググり、それっぽい名前を探し、最終的にイノベーションチャレンジという名前に行き着きました。これはいけてるっぽい雰囲気を醸しておりとてもいい判断だった(我ながら)。

イノベーションチャレンジとはなんなのか、というキャッチーな説明も、相当パターンを作りました。ビジネスコンペ(MBA生にはおなじみ、1ヶ月くらいかけて提案書を作るイベント)のスーパーショートバージョンだとか、1日でビジネスアイデアを作るイベントだとか、スーパーインテンシブな課題解決イベントだとかいろいろ言いました。最終的にどの説明が一番すっと落ちたのかはよくわかりません(全部いろいろなところで書いたから)。

 

そして募集開始したのですが、あまりに申し込みが来ず、文字通り胃が痛い日が続きました。Whatsappのグループに募集ページのリンクを送ったり、Whatsappに募集ページのサマリーをjpgにして流したり(サムネイルが出るのでわかりやすい)、別のFacebookグループにリンクを流したり、募集ページが文字ばかりでわかりづらいと言われて全面的にjpg画像にしたり、個別にメッセージしたり、友達に頼んだり、最終的には教授に授業終了時に時間をもらい、さあ、今あなたがするべきことは、この募集ページのQRコードの写真をとって、今すぐサインアップ!みたいなテレビ通販のようなプレゼンをしたり、とさまざまなことをしているうちに、じわじわと参加が伸びていきました。あのときリンク送りまくってごめんなさい。f:id:n3ni:20190413210219p:plain

あと、参加が伸び始めたきっかけになったのは、テーマより賞金を全面に打ち出し始めたときだったような気がします。 入口にはわかりやすいインセンティブが大事です。

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そんなことをしていたら、気づいたら参加申し込みは24名に。NUSのフルタイムの学生は100名なので、おおよそ1/4の関心を集めたことになります。なんだかよくわからない自信でその人数は集められると最初は考えていたのですが、落ち着いて考えると、日曜日丸一日をつぶすイベントに、それだけの母集団から呼べたのはわりとすごいことのような気がします。Semester 2でVCなどの授業を受け、授業開始時よりは起業やスタートアップ、イノベーションへの興味が高まってきたタイミングだったことも、結果的にはよかったと思います。本当に申し込んでくれた同級生には感謝しかありません。

このあたりから、当日来てくれた人が絶対に何かを持ち帰ることができるイベントにしよう!と、当日に向けて気持ちを切り替え始めました。

 

(2)につづく予定。